練習に疲れたらひと休み、
ちょっとしたお話です。
今回は指揮者の歴史について。
指揮者は、オーケストラの真ん中に立って
棒を振っている人です。
昔々ルイ14世の頃、指揮者っぽい職業の人がいました。
オーケストラは大人数なので、みんなのテンポとかを
まとめる人が必要なんです。
王様に献上する音楽なので、お客さんは王様、
厳かな感じで演奏します。
指揮者っぽい職業の人は、キラキラした宝石を
たくさんちりばめた、重くて太い金の棒で
床をゴンゴン叩いて、みんなのテンポを
まとめていました。
イメージとしては、こんな感じの棒です。
これをも~~~っと太くして、宝石を増やした感じです。
だいたい1mちょっとぐらい長い棒です。
宝石がいっぱいくっついた金の棒なので、
それはそれは重くて、持ち上げるのも大変。
それを持ち上げて床に振り下ろすので、
ものすごくうるさいし、
その音で音楽が聴こえないという事でボツ。
当時は、王様にお尻を向けるなんて
とんでもなく失礼なので、指揮者っぽい人は、
お客さんの方を向いて指揮していました。
その人は、王様にお仕えしてたリュリーという人で
なんと、自分の足をその棒で突いて、その傷から
破傷風になって亡くなりました。
www.youtube.com0:33らへんです。
その後、ピアノとかヴァイオリンを弾きながら
ソリストが指揮してましたが、オーケストラ全員を
演奏中ず~~っとまとめるのには限界があるので
1890年頃、今から130年ぐらい前に、指揮者という職業ができました。
ヴァイオリンとかと比べると、
とっても新しい職業ですね。
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